amazon




上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 --_--_--




【自作動画:YouTubeに投稿した自作動画 / 撮影機材:Nikon D90 / 撮影日:2011年9月20日】


 北海道の「ニペソツ山」に登ってきました。この山は標高2,012.9mで、2,000mを超える山としては国内で最も東に位置する山です。「大雪山国立公園」に属し、十勝管内の新得町と上士幌町の町界にあります。アクセスは、十勝三股を通る糠平国道(国道273号線)の「三股橋」の横から「音更川本流林道」に入ります。林道入り口から90m地点に山菜取り目的者など用の「入林ポスト」があり、十六ノ沢(杉沢出合い)登山口にニペソツ山登山者用の「登山ポスト」(衣装ケース)があります。

 私は2001年7月2日にも今回と同じ「十六ノ沢(杉沢)コース」からこの山に登っていて、今まで登った山の中で最も好きな山です。かの深田久弥は、「日本百名山」執筆後の1967年8月にこの山に初登頂しており、著書『山頂の憩い「日本百名山」その後』の中で、「日本百名山を出した時、私はまだこの山を見ていなかった。ニペソツには申し訳なかったが、その中に入れなかった。実に立派な山であることを、登ってみて初めて知った。」と記しており、まぼろしの日本百名山と言われています。私が前回登ったときは今ほど登山者が多くない秘峰で、個人的には「日本百名山」に入っていないのがむしろ幸運なことだとさえ思っていました。途中の岩場にはエゾナキウサギが多数生息していて、あまり人間を怖がらないように見えます。そして、「前天狗」から「天狗岳」越しに見る「ニペソツ山」は、まさに絶景!これを見ずして死すべからずです。「天狗岳」トラバースの下りからは、鋭い頂上に向かってこれから歩く登山道の全貌を一望することが出来ます。そして、頂上からは「ウペペサンケ山」、「十勝連峰」、「トムラウシ山」、「大雪山」、「石狩岳」、「十勝三股盆地」、「糠平湖」など、360度の展望が得られます。ただし、頂上で景色に見とれて東壁側(糠平湖側)へ寄らないように十分注意して下さい。足場崩落で墜落の可能性も否めません。それにしても、一度は必ず登っておきたい山です。

 余談ですが、エゾナキウサギという存在が世に知れ渡ったのは、初めて捕獲された1928年だそうです。ただし当初は置戸(おけと)村でカラマツの苗木を食害する「特殊野鼠」という害獣・珍獣としてでした。分類学上の種が明確になるのは後年のことです。なお、エゾナキウサギの存在は開拓民の間では既に明治から知られており、「ゴンボネズミ」と呼ばれていたそうです。ところが、はるか昔からこの地に先住し、エゾナキウサギの存在を知っていたと推察されるアイヌ民族ですが、その伝承にエゾナキウサギが登場したものは見つかっていないそうです。また、エゾナキウサギをあらわすアイヌ語も判明していないそうです。あの特徴的な可愛らしい鳴き声はオスとメスで違うそうですが、私にはさっぱり判別ができませんでした。


【3D地図で表示:FirefoxブラウザでないとGoogleEarthプラグインがうまくインストールできないようです。】



 ところで、10年前の私の全行程は7時間だったため、今回はプラス2時間ぐらいに考えていました。しかし写真や動画のロケハンや撮影に思ったより時間をかけていて、下山途中に日が沈んでしまいました。12時間かかって車に到着した時には19時になっていて、もしダイソーの100円懐中電灯が無かったらと思うとぞっとしました。良い勉強になりました。



【自作写真:Panoramioに投稿した自作写真 / 撮影機材:Nikon D90 / 撮影日:2011年9月20日】
(写真の右端をクリックすると、次の写真を見られます。中央をクリックすると大きなスライド写真で見られます。)


■追記1:

 ニペソツ山の南隣に「東大雪丸山」という活火山が存在します。単に丸山とも呼ばれますが、他の丸山と区別して「東大雪丸山」と呼ばれます。標高が1,692.1mで溶岩ドームが有ります。奇妙なことに1989年まで、ここに火山があることさえ認識されていませんでした。山頂から北西方向に爆裂崩落状の火口があり、噴気が出ています。また、山頂から南東方向の五ノ沢1,020m地点に、白い噴泉塔が成長しています。この噴泉塔は温泉が地表に噴き出し、炭酸カルシウム等の成分が堆積して白く固まり形成されているものです。この丸山南東側の噴泉塔はある程度有名ですが、実は丸山西側に広大な石灰華地帯があります。しかしアプローチが大変で学術調査も初期段階のようです。丸山には登山道は無く、五ノ沢を遡行するコースと六ノ沢を遡行するコースが、徐々に登山者により形成されつつあるようです。

 (参考URL:⇒)

  http://amaimonoko.at-ninja.jp/h-mtdata/taisetu/maruyama.htm

  http://sakag.web.fc2.com/higa-maru.htm

  http://sakag.web.fc2.com/hunsento.htm

  http://www10.plala.or.jp/E746/096%20maruyama%20htm.htm

  http://pub.ne.jp/pirikanupuri/?entry_id=4948543

 東日本大震災直後の北海道新聞2011年4月16日夕刊掲載の記事によると、『東日本大震災が発生した3月11日以降、震源地から500キロ以上離れた十勝管内上士幌町と新得町にまたがる活火山の丸山(1692メートル)周辺で、一時的に地震活動が活発化していたことが札幌管区気象台の観測で分かった。地震の規模を示すマグニチュード(M)1・0以上の地震は、4月14日までに98回発生。同気象台は大震災の影響とみており、国内最大規模の地震の威力があらためて浮き彫りになった形だ。札幌管区気象台によると、丸山周辺の地震で最も大きかったのは、3月11日に発生した東日本大震災翌日の12日午前3時のM3・1。付近に震度計がないため震度は観測されていないが、3月末までにM1以上の地震は93回に上った。ただ、今月に入ってからは14日現在で5回と、ほぼ通常レベルに戻った。』とあります。

■追記2:

 ニペソツ山に登る前に十勝平野の北部で日の出を迎えました。徐々に空が紺色から茜色、そして黄金色へと変化する初秋の静かな朝焼けに、心が洗われるような思いでした。



【自作写真:Panoramioに投稿した自作写真 / 撮影機材:Nikon D90 / 撮影日:2011年9月20日】
(写真の右端をクリックすると、次の写真を見られます。中央をクリックすると大きなスライド写真で見られます。)


■追記3:

 頂上で確認した二等三角点(点名:二屏卒山)は、転倒転落事故防止のために2012年9月に撤去されたそうです。ニペソツ山は標高がおよそ2013mのため、西暦2013年は数字が一致することから「標高年」として登山者が例年の二倍に達するそうです。


リンク:

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-19924-data.html
「山行記録」
 (ヤマレコに投稿した自作山行記録です。)

http://www.daisetsuzan.or.jp/
大雪山国立公園連絡協議会 「大雪山国立公園」

http://www.env.go.jp/park/daisetsu/index.html
 環境省 「大雪山国立公園」

http://www.env.go.jp/park/daisetsu/intro/files/area.pdf
環境省 「大雪山国立公園 区域図」
(PDFファイル2.32MBです。)

http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/koho/koho_net/gss-blog/index.html
北海道森林管理局 「森林保護最前線!グリーン・サポート・スタッフBLOG」
 (森林保護員が発信する活動日誌です。)

http://www2.shogo.com/yoshikatsu/sangakunyusu/sangakunyu-su.htm
「北海道の山岳ニュース」
 (個人サイトです。北海道内の山岳関連のニュースをまとめておられます。)

http://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/chiiki/sangaku/sangaku-top.html
北海道警察 「安全登山情報」
 (道内の山岳遭難発生状況の統計などがあります。)




関連記事
スポンサーサイト
テーマ : 山登り    ジャンル : 趣味・実用
 2011_09_20



【自作動画:YouTubeに投稿した自作動画1点 / 撮影機材:Nikon D90 / 撮影日:2011年9月1日】


 ここは北海道の札幌にある「前田森林公園」です。この公園は1982年から10年間をかけて造成されました。札幌市が所有し、財団法人札幌市公園緑化協会が管理しています。この公園の特徴はなんと言っても、幅15メートル、長さ600メートルもある「カナール」と呼ばれる細長い池です。「カナール」とはオランダ語で運河を意味します。手稲山方向に向いたこの「カナール」沿いには、4列、241本のポプラ並木があり、異国情緒を漂わせています。ここは、モエレ沼公園の次に私がお気に入りの公園です。公園の南東側には、道路を挟んで「前田森林公園 南側エリア」が2006年に追加造成されました。公園の総面積は59.7haで、春は桜、初夏は藤、秋は紅葉を楽しめます。園内には噴水、展望ラウンジ、芝生広場、野球場、球技場、バーベキュー広場、パークゴルフ場、トイレ(身障者用は7箇所)、駐車場等の施設が有ります。AEDが公園管理事務所及びパークゴルフ場管理棟にそれぞれ設置されています。バーベキュー広場のご利用は、事前にパークゴルフ場クラブハウス内受付で利用届けを提出してください。(各施設料金はこちら







【自作写真:Panoramioに投稿した自作写真 / 撮影機材:Nikon D90 / 撮影日:2011年9月1日
(写真の右端をクリックすると、次の写真を見られます。中央をクリックすると大きなスライド写真で見られます。)



リンク:

http://www.sapporo-park.or.jp/maedashinrin/
前田森林公園 (オフィシャルサイト)



amazon




関連記事
テーマ : 国内旅行    ジャンル : 旅行
 2011_09_01




08  « 2011_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

プロフィール

welcomecats7

welcomecats7
私は豊かで大きな自然に憧れまして十数年前に北海道へ移住致しました。好きなスポーツは、体内から悪いものが排出されて心身共にスッキリする感覚が気に入ってございます山登りでございます。趣味はカメラ・スタビライザー(移動撮影時の振動を抑えるシステムで、俗にステディカムとも申します)を用いた山登りのムービー撮影でございます。私はこの北海道の豊かな自然がいつまでも大切に守られて行くことを強く願ってございます。

検索フォーム

カウンター

amazon




PAGE
TOP.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。