amazon




上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 --_--_--




【自作写真:Panoramioに投稿した自作写真 / 撮影機材:Nikon D90 / 撮影日:2011年11月2日】
(写真の右端をクリックすると、次の写真を見られます。中央をクリックすると大きなスライド写真で見られます。)


 積丹岳に登った帰りに、積丹半島の海食崖景観を見てきました。ここは「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に属しており、積丹半島の海食崖景観及びニセコ連峰の山岳景観を主要景観として、昭和38年7月24日に指定されものです。

 ここを通る国道229号線の、古平町と余市町の海沿いを結ぶ「豊浜トンネル」で、1996年2月10日午前8時10分頃に重さ27,000tの巨大な岩盤が崩落し、トンネル内を走行中だった乗客18名運転手1名の乗った積丹町余別発小樽駅前行き北海道中央バスと、後続の1名乗車の乗用車を直撃しました。あの「豊浜トンネル岩盤崩落事故」です。凍てつく寒さの中、救出のための岩盤を取り除く数度にわたる発破作業がテレビで生中継され、作業員の小ささと、その岩の巨大さとが強烈に脳裏に焼きついています。岩盤除去後にトンネル内の瓦礫が取り除かれましたが、乗用車は原形をとどめておらず、また、バスは3mあった高さが1mにまで押し潰された有様で、被災者は全員が激しく圧壊損傷した遺体で発見される結果となりました。

 実は事故直前に、忘れ物に気づいた人がバスを止めさせて途中下車をしていたそうです。その僅かの時間があれば、バスは現場を無事に通過していたと言われています。運命の皮肉というものを強く感じざるを得ません。

 上の写真の豊浜トンネル崩落事故慰霊碑は、事故現場から西へ1kmほど離れた「セタカムイ岩」の西側にあります。この慰霊碑は遺族会が建立したものです。駐車場の南にも、もう一つ幾何学的な慰霊碑モニュメントが有ります。確認し忘れましたが、当局が建立したものかもしれません。実際の事故現場は慰霊碑のある場所ではなく、「チャラツナイ岬」の岩盤の中を通っていた、当時の「豊浜トンネル」の西側出口付近でした。現在のルートは、事故当時の「豊浜トンネル」の途中から分岐して崩落現場を避ける形で山側へ掘り進み、古平町側の旧「セタカムイトンネル」の途中へ連結したものです。全長2,228mの新たな「豊浜トンネル」として開通しています。

 問題の事故現場はちょうど「セタカムイ岩」と「チャラツナイ岬」で挟まれた入り江状になっています。そして、迂回されて通れなくなった旧豊浜トンネルと旧セタカムイトンネルの残存部分は、閉鎖封印されてしまいました。古い隧道なども同様ですから、現在は事故現場へ行く道はすべて閉ざされていて、海から行く以外に方法が有りません。体力、探求力、自己責任力のある廃道探検家の聖域になっているようです。


 【大きな地図で表示】(古平町と余市町の海沿いを結ぶ「豊浜トンネル」)


 ところで、同じ国道229号線で、道南の乙部町と八雲町の間の海沿いにも同名の「豊浜トンネル」があります。そのトンネルが作られることになったのには経緯が有ります。もともと海沿いに8つの豊浜隧道がありましたが、1962年10月17日午前10時45分頃に豊浜3号隧道と豊浜4号隧道の間の明かり区間において、土砂量350万立方メートルにもおよぶ巨大な山津波が発生しました。たまたまそこを通行していた路線バスと警戒に当たっていた開発建設部の職員を飲み込んで、海になだれ込みました。この事故により死者11名、行方不明者3名を出す大惨事となりました。この災害は「豊浜山津波」と呼ばれています。事故を受けてルート変更が検討され、昭和48年、事故現場を含む危険箇所を大きく山側へ迂回する全長1,270mの「豊浜トンネル」が開通し、8つの隧道は廃道となりました。そして行方不明の3人は、バスと共にどこかに埋まったままだそうです。 合掌。


 【大きな地図で表示】(乙部町と八雲町の間の海沿いの「豊浜トンネル」)



リンク:

http://morigen.net/blog/?p=2031
「悲劇のトンネルへ」
(個人サイトです。古平町と余市町の海沿いを結ぶ崩落事故の豊浜トンネルの廃道を探求しておられます。)

http://www.jiti.co.jp/graph/toku/toyohama/toyohama.htm
「豊浜トンネル崩落」(建設グラフ)

http://d-road.sytes.net/r.php/road/r229_otobetoyohama/1
「豊浜山津波と隧道群」
 (個人サイトです。乙部町と八雲町の海沿いを結ぶ当時の豊浜隋道の廃道を探求しておられます。)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E6%B5%9C%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB
ウィキペディア 「豊浜トンネル」



amazon








関連記事
スポンサーサイト
テーマ : 地震・天災・自然災害    ジャンル : ニュース
 2011_11_02




【自作動画:YouTubeに投稿した自作動画 / 撮影機材:Nikon D90 / 撮影日:2011年11月2日】


 北海道の「積丹岳」に登ってきました。国道229号線より「積丹岳登山口」の看板に従い林道へ入り、2合目半地点にある「積丹岳休憩所」に駐車して「婦美(ふみ)コース」を登りました。「積丹岳」は積丹町にある標高1,255.2mの山です。英語表記は「Mt. Shakotan」です。紅葉もすっかり終わった晩秋で、日陰には少し雪が積もっている所がありました。頂上からは積丹半島の最高峰、標高1,298mの「余別岳」を向かい側に仰ぎ、日本海や遠くに「羊蹄山」を望めました。


【3D地図で表示:FirefoxブラウザでないとGoogleEarthプラグインがうまくインストールできないようです。】



 「積丹岳休憩所」には、入山届、水場、トイレ、灯油ストーブ、24畳の畳部屋などがあり、よく管理された高床式の建物です。ここは予約なしで無料で利用できる事実上の山小屋です。積丹観光協会によると、期間は5月~10月となっています。(問合せ先:積丹観光協会 0135-44-2111)

 コースはピリカ台の辺りまでは、藪などで殆ど景色が見えません。その間に写真を撮っても殆ど同じ風景です。また、登り始めから頂上まで殆ど同じ斜度で登る感じになり、危険な箇所は特に有りません。ただ、この山は冬山としても有名で、2007年3月には、中腹に乗り入れていたスノーモービルが雪崩に巻き込まれて4人が死亡しています(参考URL:1)。また、2009年2月には、スノーボーダーが遭難死しています(参考URL:2)(参考URL:3)。林道入り口には、「万が一の捜索の際の費用は、一部自己負担となることがあります」と書かれていました。現在はスノーモービルの乗り入れは禁止となっています。

 積丹半島の海食崖景観は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に属しています。これは、積丹半島の海食崖景観及びニセコ連峰の山岳景観を主要景観として、昭和38年7月24日に指定されものです。ニセコ連峰が含まれているなら、当然に積丹半島の「余別岳」や「積丹岳」も含まれていそうですが、なぜか蚊帳の外になっています。

 ところで頂上の地蔵が壊されていました。それを設置した人の思い、願い、祈りを思うと悲しいものがあります。ただ、北海道の山の良さは自然がそのままに残っている点に有り、それを楽しみに登ってくる人も多いです。そういった人や自然環境を思いやり、このような物は登山口に立てるなどの配慮があっても良かったのではないかとも思います。やっと頂上に着いて視界が開ける時に、その中央に「交通安全」の地蔵が陣取っているのでは、わざわざ人工物を見に来たのではないぞと反発する人もいることでしょう。



【自作写真:Panoramioに投稿した自作写真 / 撮影機材:Nikon D90 / 撮影日:2011年11月2日】
(写真の右端をクリックすると、次の写真を見られます。中央をクリックすると大きなスライド写真で見られます。)



リンク:

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-19924-data.html
「山行記録」
 (ヤマレコに投稿した自作山行記録です。)

http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/koho/koho_net/gss-blog/index.html
北海道森林管理局 「森林保護最前線!グリーン・サポート・スタッフBLOG」
 (森林保護員が発信する活動日誌です。)

http://www2.shogo.com/yoshikatsu/sangakunyusu/sangakunyu-su.htm
「北海道の山岳ニュース」
 (個人サイトです。北海道内の山岳関連のニュースをまとめておられます。)

http://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/chiiki/sangaku/sangaku-top.html
北海道警察 「安全登山情報」
 (道内の山岳遭難発生状況の統計などがあります。)




関連記事
テーマ : 山登り    ジャンル : 趣味・実用
 2011_11_02




10  « 2011_11 »  12

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

プロフィール

welcomecats7

welcomecats7
私は豊かで大きな自然に憧れまして十数年前に北海道へ移住致しました。好きなスポーツは、体内から悪いものが排出されて心身共にスッキリする感覚が気に入ってございます山登りでございます。趣味はカメラ・スタビライザー(移動撮影時の振動を抑えるシステムで、俗にステディカムとも申します)を用いた山登りのムービー撮影でございます。私はこの北海道の豊かな自然がいつまでも大切に守られて行くことを強く願ってございます。

検索フォーム

カウンター

amazon




PAGE
TOP.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。